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【随時更新】大人向け おすすめ 名作アニメランキング ベスト10

大人になってから改めて見て本当に良かったと思えるアニメが時々ある。素晴らしい作品であるのに、幼い自分はそれを理解できずに過小評価していたということはよくある。 最近なんだか頑張れなかったり、無駄に深く悩んでしまったり、楽しいと思えることがあんまりなかったり、色々な悩みや社会的責任がのしかかっていたり、そんな大人にこそ見てもらいたいアニメを紹介する。

 

10位 東のエデン

目覚めた突然記憶喪失の滝沢朗を待っていたのは変な携帯電話と100億という大金を使って世界を導いてください、という強制的なゲームへの参加だった。日本の「空気」に戦いを挑む滝沢とそれを見守る女の子の11日間のお話。社会風刺アニメの中でも一際毛色が変わっていて、展開も全く読めない。シリアスな話ばかりなのにコミカルな演出をちりばめて見ているものを飽きさせないシュールな感じに仕上がっている。

9位 南国少年パプアくん

なんでそうなったwという、全く以って予想できない展開の数々と、笑わせようとしているのかしてないのかわからないくらい謎で不思議な設定が多い中、何故かすごく笑える隠れた優良ギャグアニメ。声優が150%以上の実力を発揮してしまっている、アニメならではのクオリティが素晴らしい。オープニングの「んばばラブソング」の歌詞、「イライラするなんていけないよ〜 もう何にも心配いらないよ〜」という歌詞がこの作品全てを物語っており、確かにイライラするのがバカらしくなるくらいおバカな世界を見せてくれ安心する。

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8位 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

言わずと知れた本格SF長編アニメの第一シリーズである本作は、電脳硬化症や義体化などの特性や副作用、それに伴う社会システムとそれを利用した犯罪について取り扱う。攻殻機動隊シリーズを見はじめる上で重要な知識がちりばめられた作品である。公安9課独自の組織としての活躍が著しい本作は、9課のチームワーク、各人のプロフェッショナリズムを学べる良作である。小さなエピソードを経て、大きな事件に発展していく様は非常にリアルであり演出もアニメ界最高峰レベルである。ストーリーが難解であるため、大人向けアニメの筆頭である。

7位 獣の奏者エリン

獣を操る少女エリンを通して「生命の謎」について問いかける長編アニメ。生命の営みを学習することで逞しく成長していく主人公、様々な経験(多くは辛い経験)をもとに自身が人生をかけて追求したいことを掲げ、長い年月をかけてそれに向き合っていく過程を描いている。生き物と心を通わせることができた時の素晴らしさであったり、生命の不思議な営みについて考える楽しさだったりを再び思い起こさせてくれるアニメ。

6位 ふしぎな島のフローネ

ありそうで、あまりない、本格的サバイバルアニメ。ロビンソン漂流記をアレンジした本作品は、スイスのとある医師とその家族がオーストラリアへ移住する際に、船が座礁してしまい無人島に漂着しサバイバル生活を送り無事オーストラリアに自力で辿り着くまでの話である。非常に教育的な内容であり、正直大人が見ても「そうだったのか!」と思うサバイバル術がたくさん紹介される。災害や緊急時の対応などについて色々と考えさせられるアニメである。一度見ておくと防災に役立つこともあると思う。そして、主人公フローネがバカっぽくてすごい面白いので飽きずに最後まで観れる。

5位 機動戦士ガンダム

一般常識として見ておいていただきたいレベルの名作。様々なシリーズがある中、宇宙世紀時代の成り立ちやあらゆる世界設定を知る上でも教育的な作品となっている。2つ以上の側面から戦争を体感できる同作品では、敵味方関係なく戦闘に関わる全ての人がそれぞれに事情を抱えながら戦っているということがわかる。上司が部下にかける言葉の中から人生において大事にしなければならないこと、様々な男女の関わり合いの中から多様な愛の形を垣間見ることのできる最高のヒューマンドラマである。また、ガンダムネタは30~50代男性との共通話題として非常に効果的である。

4位 ヒカルの碁

マンガ同様、アニメも期待を裏切らない素晴らしい作品。音楽がいい。囲碁をはじめ文化や芸術を通して過去と未来、人と人が無限に繋がっていくという価値観は、一見あたりまえと思うけど、この作品を通してそのことをより一層感慨深く感じることができる。人から人へと受け継がれ、その時代ごとに切磋琢磨してその技術や概念を高めていく過程で人はどんどん成長しまた素晴らしい文化や概念を生み出していくことができるという未来志向で前向きに頑張ろう!と思わせてくれるアニメ。また、大人視点からは、人の成長に感動し成長を応援したくなるアニメ。

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3位 カウボーイビバップ

一見軟派でニヒリズムな主人公が最愛の女性と自身の信念貫き戦っていくハードボイルドな作品である。菅野よう子が書き下ろした豪華BGMに合わせて構成されたメインストーリーと各エピソードは、リズム感とエピソード毎の一貫性があり、まさに芸術的な味わいがある。シリアスな部分とコミカルな部分がバランスよく配合されていて、遊び心のある人生を見ているって感じ。また、人種・文化・宗教・性別・政治・経済・科学・戦争、様々なテーマに焦点を当てて近代における社会問題を風刺したようなエピソードもあり、登場人物を通してあらゆる価値観、哲学に触れることができる。この作品以上に、完成された作品を未だ知らない。

2位 クレヨンしんちゃん

お下品アニメとして子供の頃に親に禁止されていた方も多いのでは。私はクレヨンしんちゃんは大人向けの作品であると考えている。平凡な生活の中でも家族でいることの楽しさや幸せが随所に描かれており、どのエピソードを見ても野原一家や周囲の人々をよく知っているというだけでなんとなく楽しく見れてしまう。テーマが日常の出来事であり、時事的な話題に触れることも多いので共感できる部分も多い。何か嫌なことがあっても、仕事がうまくいかなくても、家族が仲良く楽しくあればそんなことどうでもよくなってしまう。疲れている時、心に余裕のない時こそ、振り返って見たい安心するアニメ。(90年代のクレヨンしんちゃんが特におすすめ)

1位 アルプスの少女ハイジ

1974年に制作された本作は、場面設定・画面構成をジブリ映画の巨匠である宮崎駿が、演出を高畑勲が手がけている。世界で最も有名なお話の一つであり、本作は「ハイジ」の映像作品の中で最も評価が高いといわれている。大自然の中で生きることの素晴らしさと、そこに生きる人々の素朴な生活ぶりから、しみじみと人生の豊かさや幸せについて考えさせられる。40年前のアニメとは思えない背景作画の素晴らしさ、周囲に知らず知らずのうちに影響を与えてしまうハイジという魅力的な少女にどんどん引き込まれていく。40年以上経っても尚色褪せない素晴らしい名作である。
 
 
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