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【食べてみた】元祖棒ラーメン!即席マルタイラーメン(マルタイ)

これまでにマルタイの九州シリーズ棒ラーメンを始め、多くの棒ラーメンをご紹介してきましたが、今回は原点に戻り、即席棒状ラーメンの元祖「マルタイラーメン」を食べてみたレポートしたいと思います。

九州にとどまらず全国レベルでのロングセラーの大定番なので、こちらのパッケージをかなり多くの方が一度は目にしたことがあるんではないでしょうか。

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  60年の大ロングセラー

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株式会社マルタイが即席棒状ラーメンの元祖となるマルタイラーメンの製造販売を開始したのが1959年11月ということなので、現在(2019年)までの実に60年間にわたって愛されてきている超ロングセラー商品ということになります。パッケージには大きく丸で囲んだ泰の文字が。これがマルタイの社名の由来でありロゴで、創業者藤田泰一郎に由来します。

生麺の風味

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日清食品の創業者である安藤百福が油で揚げることで麺を乾燥させた史上初のインスタントラーメンを開発したのが1958年。その翌年に開発されたこちらの棒状ラーメンは、麺を熱風で乾燥・冷却させて作られています。油で揚げない製法なので、フライ麺に比べてカロリーが低い上、生麺に近い食感が失われていないことも大きな特徴です。1960年代後半にノンフライ麺ブームが巻き起こりましたが、実にその10年も前から棒ラーメンはノンフライ麺のパイオニア的存在だったことが言えます。

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低カロリーと低塩分量

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定番商品でありながら、時代に合わせて確実に進化しています。その一つが塩分20%カットです。健康思考が強まる昨今、インスタント麺で特に気になるカロリーと塩分の摂取量の多さ。そのような背景にも対応した製品改良が、60年たった今もしっかりされているという企業努力に親しみと信頼性が高まりますね。

カロリー

先述のとおり、ノンフライ製法によって低く抑えられています。具体的には、こちらの一食分の麺(73g)が258kcal、スープ(9g)が22kcalで一食分合計82gで280kcalです。
これは日清のカップヌードル(通常サイズ)が一食分合計77gで353kcalなのと比べるとかなり低カロリーと言えます。

塩分

20%減塩されたことで一食分の麺の食塩相当量が1.4g、スープでは2.8gで合計4.2gとなりました。こちらもカップヌードルの一食分が4.8gであることと比較すると、低く抑えられています

そもそも一食分の麺とスープの合計量はマルタイラーメンが82g、カップヌードルが77gとマルタイの方が多いことを考えると、カロリーと塩分がいかに多く抑えられているかがよく分かると思います。

シンプルな作り方 

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今更感もありますが、棒ラーメン共通の作り方はいたってシンプルです。

まずたっぷり(こちらのマルタイラーメンの裏書きでは450ml)のお湯に麺を入れます。そこから約3分を目処に好みの硬さになるまで茹でたところで、火を止めてスープと調味油を入れるだけです。

ただ、私は麺を茹でている間に別の器でスープと調味油をお湯で溶かしてスープを作り、茹で上がった麺と合わせるように作ることが多いので、その辺りはお好みで。いずれの作り方でも、麺を茹ですぎないことがポイントです。あと、より美味しく頂くためにお好みの具材を用意することをおすすめします!

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早速袋を開けて中身を確認。

まっすぐな棒状麺とスープ、調味油がそれぞれ二食分ずつ入っています。 

煮込み3分 味一流

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お湯で茹でている時でも、時折のぞく麺はしっかりとまっすぐなことがわかります。このしっかり感が食べた時に適度なコシとなり、生麺に近い食感を生むのだと思います。

パッケージに書かれている「煮込み3分 味一流」のフレーズはこのラーメンをよく表していると思います。同じ即席麵でも、フライ麺が麺を「戻す」のに対し、古くからあるそうめんなどと同じように乾燥させた麺は鍋で「煮る」ことでその麺自体の食感と味わいを最大限に引き出すことができるのでしょう。

そんなことを考えているうちに3分弱が経ち、少し固めのところでお湯から引き上げます。

飽きのこない美味さ

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麺をあらかじめ作っていたスープと合わせて絡め、具材のネギとメンマを乗せて出来上がりです。麺の一本一本の輪郭がはっきりとしていて本当に生麺のようです。

スープ

あっさりとした醤油味が優しい味です。雑味のないクリアなスープの中にチキンとポークの旨味が溶け込んでいて、ロングセラー商品に共通する、飽きが来ずまた食べたくなるシンプルな美味さがあります。

繰り返しになりますが、フライ麺とはまったく異なる食感です。じょいえもんもそうですが、この麺に慣れてしまうとフライ麺を使った即席袋に少し手が伸びなくなってしまう人も多いのではないでしょうか。

 

意外なところでの人気

数年前に話題になりましたが、この棒ラーメンが登山者の間で人気だとか。理由は、安い、美味い、持ち運びやすい、ゴミが少ないことなどが挙げられるようです。

山へ持っていく際、カップ麺だとリュックの中で場所を取る上に多い荷物に挟まれて容器が破損してしまう恐れがあります。それに比べて棒ラーメンはまっすぐなので荷物の間にスッと入れることができるのだそうです。また、調理後に出るゴミが少なく小さくまとめられるのも大きなポイントです。ゴミは持ち帰りが基本なので、こうした使い勝手の良さもあって登山者の間では定番山食となっているんですね。

美味い、安い、手軽、そして環境にも優しい。さらに塩分量も減って健康にも配慮されています。半世紀以上にわたって愛され続けている理由を挙げていくとキリがありませんが、何より食べてみると納得のラーメンでした。即席麺の真髄ここにあり。

マルタイラーメン 164g×3袋

マルタイラーメン 164g×3袋

 

また、マルタイラーメンは同じ「棒ラーメン」を使用した九州のご当地ラーメンをモチーフにした味展開をしています。味にバリエーションをつけてみたい方は是非こちらもチェックしてみてください!

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