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【食べてみた】外国人にもススメたい日本のカップ麺!カップヌードル抹茶仕立てのシーフード味

日清カップヌードルから、2017年第1弾となる新作が発売されました。

その名も「抹茶仕立ての シーフード味」です(!)

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なかなかの出オチ感ですが、コンセプトは至極真面目。日本をテーマに和の世界観を表現した「じゃぱんぬーどるずトリオ」シリーズの一つです。

ちなみに同時に発売されたトリオのうち他の2つは「どん兵衛 すき焼き 肉汁の旨みたっぷりすき焼き風うどん」と「U.F.O. 梅こぶ茶 梅こぶ茶の旨み広がる塩焼そば」です。

すき焼き風うどんはなんとなく味のイメージができますが、梅こぶ茶焼そばとこの抹茶シーフード味は想像がつきません...

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 発売の背景を考えてみる

それにしてもなぜ今このように和風を前面に押し出したカップ麺が発売されたのか。その理由は主に2つあるとじょいえもんは考えます。

まず、日本を訪れる外国人観光客の増加です。昨年は外国人観光客による爆買いなどもニュースで話題になりましたが、2016年の訪日外国人観光客数は前年比22%増の2400万人となり、初の年間2000万人突破からさらに大きく上回る増加となりました。こうした外国人観光客の多くはいわゆる「日本らしいもの」をお土産に求めることも多く、空港でも和柄の雑貨や抹茶を使ったお菓子などが大人気になっています。今回のカップ麺がそこに並べられているかは分かりませんが、並んでいたとしても不思議ではない上に、外国人観光客も興味を持って手に取ること間違いなしでしょう。

2つ目の理由は、海外でのラーメンや日本の麺文化の人気拡大です。中国に始まりアジアに広まった麺文化の中でも日本のラーメンやそばは独自の進化を遂げてきました。メーカー公式HPにも「昨今の世界に広がる日本の麺ブームの中で..(中略)..発売します」と書かれているように、世界に向けて日本のラーメンを発信することを明確に意識した商品と言えると思います。

 

こだわり溢れるデザイン

発売と同時に話題となったこともあり、味についてのレポートは巷に溢れているので、今回はパッケージのこだわりにも注目してみたいと思います。日清が趣向を凝らした和風デザインが光っていますよ。

 

まずはフタ

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ここに描かれている絵は3つ。

まず左、芸者さんでしょうか。大量のお寿司がかんざしで突き刺さっています(!)分かりやすく日本ぽいものを詰め込んだらこうなったという感じですね笑

右では力士がDJをしているというなかなかシュールな状況です。

そして上の部分。こちらは小さくて見えにくいので少し大きくしてみるとよく分かります。

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これはどう見てもドローンですね。しかも歌舞伎の隈取のような顔がついていて下には提灯をぶら下げています。うーん、テクノロジーと伝統の融合というやつか...

そして右下にひっそりと書かれていますが、こちらのカップヌードルでは抹茶香料が使われていることがわかります。

 

カップ本体の正面右上

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あ、さっきの2人がここにもいました。

CUP NOODLEの文字の真上にあるのは、葛飾北斎の富嶽三十六景に描かれた赤富士の抹茶色バージョンですね。

 

正面右

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それにしても後ろの五重の塔が恐ろしく長いですね。数えて見ると十七重の塔でした。

そして頭にお寿司を刺した芸者は手にヤカンを持っています。カップヌードルといえばヤカンですもんね。

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正面下

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芸者の足元にはフタにもいたDJ力士が。フタの絵では隠れていましたが、DJ機材はノートパソコンにつながっています。芸が細かい!

 

正面左上

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ここには、赤や青のハートで彩られた可愛らしい招き猫が。

その隣にはなにやら懐かしのテレビゲームの一場面が。これはどう見てもファミコンのスーパーマリオブラザーズのように見えますが...

しかもこれ、よく見ると下にいる青いシャツを着た男性が手に持っている懐中電灯の光で映し出されているように描かれています。いやいや、とにかく芸が細かい!

 

正面左

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青いシャツの男性、どうやらこちらはオタ芸を打っているようですね。青いシャツからのぞくTシャツに描かれているのは当時のアイドル的な存在だったのでしょうか。

かなり目立つ風神雷神図の雷神様も、髪を青く染めて両耳にピアスを開け、迷彩柄の衣に短パン&スニーカーというかなりファンキーな出立ちになっています。

一番下には、大名行列で殿様が乗る籠に代わってデコトラに乗っているのでしょうか。ピンクのトラックの荷台に乗っている様子はもはや優勝パレードのようです...

 

正面中央下

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日本といえば新幹線。しかも新幹線に日本の伝統的な瓦葺きの屋根が乗っていて金色の車両には歌舞伎の隈取柄が施されているというテンコ盛り仕様です。

 

裏側左上

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裏にもありました。

これはガチャガチャ(ガチャポン/カプセルトイ)ですね。先日ニュースにもなっていましたが、成田空港国際線には外国人観光客が帰国前に両替できなかった小銭を使って日本土産にしてもらうことを想定したガチャガチャが置かれたそうです。

 

裏側右上

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これは日本の朝に日常的に見かける光景ですね。子供を自転車の前と後ろに乗せた忍者のお母さんが自転車をこいでいます。もちろん子供も忍者です。

 

ようやく中身について

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1食77gというのは通常サイズのカップヌードルと同じですが、カロリーは少し高め(カップヌードルは353kcal)です

逆に食塩相当量は4.1gでカップヌードルの4.8gと比べると少し控えめになっています。

 

割と具沢山

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具材はキャベツ、イカ、味付卵、人参、ネギで量もそこそこ入っています。

スープの素は抹茶風味ということで鮮やかな緑色をしています。

 

お湯を入れて3分

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3分待って出来上がり。香りは食べ慣れたシーフードヌードルの匂いです。

そして多めの具材が鮮やか。全体が緑色なのもありますが、具材の色が引き立って見える気がします。

 

実食

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スープ

抹茶シーフードの言葉どおり、紛れもなくシーフードヌードルのスープに抹茶を入れた味(実際にそれをしたことはないけど)がします。正確には、シーフードヌードルのスープの食べ慣れた味わいに、カフェにある抹茶フラペチーノの抹茶の独特の香りと粉っぽさを加えるとこうなるだろうという味です。

正直、某チョコ味焼そばのような何とも言えないことになるのかと思っていましたが、これはそこまで違和感のある味ではありませんでした。

 

麺にも抹茶加工品というものが含まれていると書かれているとおり、見た目にも鮮やかな緑色をしています。スープのところでもそれほど違和感を感じなかったと書きましたが、その理由は意外にすぐに分かりました。日本には茶そばがありました

公式HPにも、茶そばをイメージした麺と書かれているように、麺と茶の融合はそもそも日本の食の中で長く愛されてきたものだったんですね。

 

総評

このカップ麺、和をテーマとすることで一貫しており、パッケージの遊び心・繊細さから茶そばを模したラーメンの味わいまでトータルで完成度の高い出来になっていると思います。

見て楽しく食べて美味しいので、外国から友達が遊びに来た時に教えてあげたり、外国に旅行に行く際に手土産で持って行っても喜んでもらえそうな気がします。

「じゃぱんぬーどるず」と冠しただけあって日清の気合の入り方が随所に表れた一品でした。 

Amazon→カップヌードル 抹茶 抹茶仕立てのシーフード味 77g×20個

 

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