JOYEMON

面白いことはそこらへんに転がってる

MENU

台風とハリケーンはどう違う?

f:id:joyemon:20170915011450j:plain

9月は台風の季節。

台風があまり来ない北海道を除き、多くの人はそう感じているのではないでしょうか。

実際、気象庁のデータによると、1981年から2010年までの30年間の統計で、8月が台風の発生数は最も多いものの、台風を押し流す上空の風が強くなる9月により多くの台風が日本付近を通るようになることがわかります。

しかし9月に台風の災禍に遭うのは日本だけではありません。

 先週、アメリカを襲った巨大ハリケーン「イルマ」は、カリブ海の島々を横断して米フロリダ州に上陸する中で、40人もの死者を出す大災害をもたらしました。

アメリカで猛威を振るう「ハリケーン」、そして今週末にも日本列島に上陸しそうな「台風」どこがどう違うか分かりますか?

台風は私たちが避けて通ることのできないものです。この機会に、世界の「台風」について、知っておきましょう!

SPONSORED LINK

 

 台風とは

まず、台風の卵となるのが、熱帯低気圧です。熱帯低気圧は、熱帯(赤道を中心に北回帰線と南回帰線に挟まれた間の地域)の海上で生まれた低気圧です。

気象庁の定義によれば、熱帯低気圧のうち、北西太平洋か南シナ海にあるもので、風速が17m/秒を超えるものを「台風」と呼びます。

ちなみに、風速17m/秒というのは、木の小枝が折れたり、人が風に向かって歩くのが難しくなる程度の風の強さです。

 

呼び方の違い

私たちのよく知る「台風」のほかに、上述のハリケーンやサイクロンなど、様々な呼び方を聞いたことがある人も多いでしょう。一見、言語や国によって呼び方が変わるのかと思いきや、呼び方の違いは台風の発生場所によって厳密に分けられているのです。

タイフーン・・・北西太平洋か南シナ海(私たちが台風と呼ぶ地域)

ハリケーン・・・北東太平洋か大西洋(北米大陸の両サイド)

サイクロン・・・インド洋か南太平洋(南半球全部)

そしていずれも、風速が33m/秒を超えるようになった熱帯低気圧のことを指します。

(つまり、風速17m/秒以上なので日本では「台風」と呼ばれますが、風速33m/秒まではいかないので、国際的に「タイフーン」とは呼ばれないものも存在するということになります。) 

SPONSORED LINK

 

 

「台風」の強さと「ハリケーン」の強さ

日本で台風の強さを表す際には、「強い台風」、「非常に強い台風」、「猛烈な台風」という3種類の表現を使います。

これに対し、ハリケーンは「カテゴリー1~5」の5段階で強さを表します。

それぞれを対比させるとおおむね以下のようになります。

(強さを表す言葉が何もつかない通常の)「台風」=「カテゴリー1」

「強い台風」=「カテゴリー2」もしくは「カテゴリー3」

「非常に強い台風」=「カテゴリー4」

「猛烈な台風」=「カテゴリー5」

 

先日、カリブ海とアメリカを襲ったハリケーン「イルマ」は最大の「カテゴリー5」にまで成長しました。そして、最大風速は驚きの185マイル/時。これはメートル換算すると82.7m/秒という猛烈な風速です。(秒速82.7mは時速だと約298kmなので、新幹線並みのその凄さがよく分かります)

ちなみに、台風による最大風速の米国の観測史上のものは、1980年のハリケーン「アレン」が記録した風速85m/秒(時速で306km!)にもなります。

 

台風災害への備えを

ハリケーンによる大きな災害と言うと、2005年にアメリカ南東部を襲い、2000人を超える死者・行方不明者を出したハリケーン「カトリーナ」が記憶に新しいものです。今回の「イルマ」は、その大きさや最大風速でも「カトリーナ」に肩を並べる規模のものでした。

さらに恐ろしいことに、今回の「イルマ」の直前、8月末には「カテゴリー4」のハリケーン「ハービー」がアメリカに上陸し、テキサス州を中心に大きな被害を出しています。

カテゴリー4を超える巨大台風が一年のうちに2つも上陸することはアメリカにとっても経験のないものでした。実際には、「イルマ」はカテゴリー5にまで達し、さらにその2つは間を開けず連続してやってきました。

台風や天災には比較的慣れている日本でも、このような未曾有の台風を経験することがないとは言い切れません。

今回のアメリカの被害を、“対岸の台風”と見るだけではなく、これを機に災害への備えを一度確認してみてもいいのではないでしょうか。

SPONSORED LINK

 

【関連記事】